日本MSN网|中国薬科大学、うつ病治療研究で新たな成果

发布时间:2020-12-29 来源: 作者:姜晨、陈席元 浏览次数:102

研究結果を示した図。正常なマウス(右の列)に比べ、うつ病を発症しやすいマウス(中央の列)はCA3錐体細胞のTGR5が有意に少ないことが明らかになった。(南京=新華社配信)

        中国江蘇省南京市にある中国薬科大学は25日、同大学薬学院の洪浩(こう・こう)教授の研究チームが長年の研究により、TGR5と呼ばれる受容体がうつ様行動と関係があることを発見したと明らかにした。新たな抗うつ薬開発の道筋を開くものと期待される。研究成果はこのほど、生物学的精神医学分野の国際学術誌「BiologicalPsychiatry」に掲載された。

25日、中国薬科大学薬学院の洪浩教授(前列中央)率いる研究チーム。(南京=新華社配信)

        論文責任著者の洪氏によると、うつ病治療薬は主にモノアミン系神経伝達物質に関する学説に基づいて開発され、種類が増えているものの有効度が低く、効果が現れるのが遅く副作用が大きいことや、服用をやめると再発しやすいなどの問題点がある。

25日、中国薬科大学薬学院で学生を指導する洪浩教授(右端)。(南京=新華社配信)

        洪氏は「新たな視点からうつ病の発症メカニズムを明らかにし、新たな分子標的を見つけ出して、より効果的な治療薬を開発することが急務となっている」と語った。

研究結果を示した図。CA3錐体細胞のTGR5を増加させることで、うつ病を発症しやすいマウスの社会的行動障害が改善される。(南京=新華社配信)

        研究チームはここ数年、中枢神経系におけるTGR5の役割に注目してきた。研究の結果、うつ病に似た症状を示したマウスの場合、CA3錐体細胞におけるTGR5の発現レベルが有意に低下し、その度合いがうつ病の重症度と関係していることや、TGR5の発現量を増加させると、マウスのうつ様行動が有意に改善されることが明らかになった。

        洪氏は「これらの結果から、CA3錐体細胞のTGR5がうつ病に関係し、うつ様行動を抑えることは明らかで、脳内のTGR5を増やすことで抗うつ効果が得られる可能性を示している」と説明した。研究チームは今後、中枢性TGR5アゴニストに取り組み、抗うつ効果をさらに明らかにして、安全性や有効性の高いうつ病治療薬の開発を目指す。

来源:20201226日 日本MSN

通讯员:姜晨  记者:陈席元


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